Prototyper Free を日本語化する

はじめに - Prototyper とは -

Protoryper という、スマホアプリ、スマホ用サイト、Web サイトなどのワイヤーフレーム(雛形)を作成するツールがあります。

Prototyper Free

コリスさん( これが無料とは! スマートフォン向けサイトやアプリのワイヤーフレームを作成するソフトウェア -Prototyper | コリス )で紹介されていたので、使ってみました。

結果すごく便利です。こんなに簡単に iPhone/Android 用 Web の雛形が作れるのか!と感動しました。が… UI が英語なので、ちょっと取っ付きにくいかもしれないなぁと思っていたところ、prototyper は eclipse ベースであることが分かりました。
f:id:tubapr:20130330151146p:plain

 

このエントリでは、無償の Prototyper Free Windows 版を日本語化する方法を紹介します(Mac 版もやることは一緒のはず)。ツールの概要については、コリスさんのエントリ を参照してください。まず最初に、Prototyper Free 5.5 (2.1 からバージョンアップしました) をダウンロード して、インストールしておいてください。また、僕の サンプル翻訳ファイル もダウンロードいただけると嬉しいです。

2013/7/17 追記:5.5 にバージョンアップしていたので、翻訳ファイルをアップデートしました。

2013/8/1 追記: Mac OS X でも試してみました。本エントリーの一番下に追記しました。

Pleiades を使って日本語化

さて、eclipse 日本語化といえば、Pleiades ですよね。「Pleiades (プレアデス) は対象となるアプリケーションのメニューなどの表示要素を実行時に AOP で動的に翻訳して表示します。」とのこと。これを使用します。

Windows Vista/7 の環境では、%PROGRAMFILES% または %PROGRAMFILES(x86)% 以下を変更することになります。セキュリティ上はお勧めできませんが、僕は %PROGRAMFILES(x86)%\Justinmind\Prototyper Free 2.1.0 ディレクトリーにセキュリティの設定で Users に変更の権限を付与しました。そうしないと VirtualStore が動作して訳分からんくなる可能性があります ><

 

以下、手順です。

  1. Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグイン | MergeDoc Project から Pleiades プラグイン安定板 1.4.0 をダウンロードし、展開します。
  2. 展開した features, plugins の 2 つのディレクトリーを Prototyper インストールディレクトリー( C:\Program Files (x86)\Justinmind\Prototyper Free 5.5.0 など。以下、[PROTOTYPER_HOME])に、コピーします。
  3. [PROTOTYPER_HOME]\PrototyperFree.ini を開き、最後の行に pleiades.jar の読み込み設定を追加します。
    -javaagent:./plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
  4. 起動!
     f:id:tubapr:20130330151248p:plain

 おぉ!結構日本語化されてる!

でもちょいちょい英語が残っていたりして、不満が残りますね。
f:id:tubapr:20130330151852p:plain

ご安心ください。Pleiades には、独自の翻訳を追加する機能があるようです。

独自翻訳を追加

[PROTOTYPER_HOME]\plugins\jp.sourceforge.mergedoc.pleiades\conf\additions

に .properties ファイルを配置することで独自翻訳を使用してくれます。

試しに僕が サンプルで翻訳したやつ を読み込んでみましょう。

  1. prototyper.zip を解凍し、prototyper.native と prototyper.properties の両方を additions ディレクトリーに配置します。
  2. 一度 Pleiades を読み込むと翻訳を
    [PROTOTYPER_HOME]\configuration\jp.sourceforge.mergedoc.pleiades
    ディレクトリー以下にキャッシュしてしまい、修正が適用されないので、このディレクトリーを削除し、Prototyper を起動します。以下のように、「キャッシュのクリーンアップ中…」と出ていれば、追加の翻訳が読み込まれるはずです。
    f:id:tubapr:20130718194540p:plain
  3. 起動!
    f:id:tubapr:20130331232425p:plain

それなりに翻訳されているかと思います。是非使ってみてください!

以上です。

 

補足

なお、追加した properties ファイルは unicode エンコーディングしています。更に独自の翻訳を追加したい場合は、以下の手順で行います。

unicode エンコーディング前の prototyper.native ファイルに「翻訳対象=翻訳語句」と項目を追加し、J2SDK に含まれる native2ascii コマンドで unicode エンコーディングします。

> native2ascii prototyper.native prototyper.properties

翻訳すべき語句を自分で抽出するのは大変なので、Pleiades 読み込みオプションに enabled.not.found.log を追加すると、起動毎に翻訳されていない語句を自動でリストしてくれます。

PrototyperFree.ini を開き、最後の行を

-javaagent:./plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar=enabled.not.found.log

に修正してください。

[PROTOTYPER_HOME]\configuration\jp.sourceforge.mergedoc.pleiades\translation-notfound.properties

に未翻訳の項目がリストされていきます。

こんな翻訳を追加しました。という方はコメントいただけると嬉しいです。

 

参照文献:

FuRyu Tech Blog » PleiadesでIntelliJ IDEA を日本語化してみよう

Latest topics > Windows 7のVirtualStoreに泣かされた - outsider reflex

 

補足2: 

Mac OS X での操作

  1. アプリケーションの Prototyper Free を右クリックして、「パッケージの内容を表示」でアプリ内のファイルを変更します。基本は Windows 版と同じです。
  2. 編集するファイルは、事前にファイルを右クリックし、「情報を見る」から、編集するユーザーに「読み/書き」のアクセス権を与える必要があると思います。
  3. ini ファイルは Prototyper Free/Contents/MacOS/Prototyper Free.ini にあります。ini ファイルのパスが異なるので、"-javaagent:..Resources/Java/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar" と記述します。
  4. pleiades の features, plugins フォルダは Prototyper Free/Contents/Resources/Java 以下のフォルダに「結合」します。

これで Mac OS X でも Prototyper Free を日本語版として使用できます。

f:id:tubapr:20130801153557p:plain

 

 

以上です。